松潤・有村架純のナラタージュは想像以上に大人な映画だった〜感想〜
ナラタージュを観た感想
2017年10月7日に公開したばかりの映画「ナラタージュ」を先日観てきました。
原作を全く知らずの鑑賞となりましたが、想像以上に良かったです。
最初は、松潤と有村架純の濃厚ベッドシーンがあるとのことで、そっち目当てで行った・・・っていうのは嘘で(笑)、松潤と有村架純はミスマッチかな?と公開前に思っていたので、その真相を確かめるべく、鑑賞しました。
(*観客動員数は、厳しいスタートのよう)
この映画は、島本理生氏による恋愛小説を映画化したもので、
既婚者の高校教師・葉山貴司(松本潤)と、元教え子・工藤泉(有村架純)の“禁断愛”を描いた作品です。
監督は、『世界の中心で、愛を叫ぶ』や『ピンクとグレー』などの映画を手掛けた行定勲。
複雑な人間模様を得意とする監督さんのようです。
公式サイトより引用。公式サイトはこちら
以下、鑑賞の感想です^^
1 映画館で鑑賞する必要があるか
まず、映画自体が130分超えと、長いです。なので、DVDが出てから、家で鑑賞するのはちょっと辛いかもしれませんw
映画館だと、強制的に見ることになりますからねw
でも、この映画の内容からすると、このくらいの時間が必要だったのかもしれません。
というのも、有村架純演じるヒロインと、松潤演じる先生との微妙な心の変化・関係性は、130分という時間でないと表現しつくせないと思います。
そのくらい、複雑で、「大人な」映画でした。
ちょっとした息遣いもこのような映画では重要な鑑賞ポイント。
映画館独特の音響、響、余韻を楽しみたい方は、映画館をお勧めします。
2 有村架純の演技が想像以上に良かった
朝ドラのひよっことは打って変わって、大人な女性を演じた有村架純。
さすがでした。さすがの一言。
難しい役どころをよく、演じていたなと感じました。
彼女のファンなら、ぜひ見に行くべきだと思います。
3 作品の印象は全体的に暗め
暗めではありますが、坂口健太郎、松本潤、瀬戸康史、有村架純という美男美女なので、気になりませんでした笑
「人を好きになるってどういうことなんだろう」と改めてゆっくり考えるには、このくらいの暗さがちょうど良かったです。
とまあ、簡単な印象はこんな感じです。
次に、ネタバレしない程度に登場人物の簡単な紹介を・・・
松本潤:有村の高校時代の先生。いじめられ、居場所のない彼女を演劇部に誘う。先生自身もとある抱える闇がある。
有村架純:松潤演じる先生に恋心を抱く。高校卒業後もずっと先生のことを想っていたところ、演劇部の発表会への参加しないかという電話が先生から急にかかってくる。
坂口健太郎:演劇部の発表に参加する大学生。高校は異なるが、大学の友人の紹介で今回初めて有村に会う。有村へ恋心を抱き、付き合うことになるが・・・
簡単に言うと、三角関係の恋愛ものなんですが、果たしてこれが恋愛なのかどうかというのが、そもそもの出発点。
人を好きになること、付き合うということ、結婚するということ、それぞれの意味を考えさせられた映画でした。